沢田ナオヤ


例えばここにひとつのグラスがある。
これに酔いどれ詩人の足取りで、レコードプレイヤーから飛び出した様な声を注ぎ、叙情的なメロディーを足し、乾いたギターで割る。
静かな言葉の断片をちりばめて、鋭い味のスパイスを少々。一気に飲み干す。
沢田ナオヤの音楽を例えるならばこんな感じでどう だろう。
いつの間にか聴き手は、彼の音楽の世界に包み込まれ、今夜もいい塩梅でしたたか酔ってしまうのだから。